「間違った文字のまま送ったら、変な答えが返ってくるのでは」——実は、これがAIのいちばん意外な特技に関わる話です。
AIは、一文字ずつ厳密に読んでいるのではなく、文全体の流れから「言いたいこと」を推測して読んでいます。だから多少の誤字・脱字・変換ミスがあっても、ちゃんと意図をくみ取ります。
人間も同じですよね。「明日の開議、何時からだっけ?」というメッセージが来たら、「会議のことだな」と読めるはずです。AIも、それと同じ読み方をします。
たとえば、音声入力でこんな文になってしまったとします。
らいしゅう 親戚があつまるので てみあげを 開講したい 予算は 3000円 甘いものがすき
「てみあげ」「開講したい」——めちゃくちゃに見えますが、AIは「来週、親戚の集まりに持っていく手土産を買いたい。予算3000円、甘いもの好き」と正しく理解して、ちゃんと候補を挙げてくれます。
数字と固有名詞だけは、注意してください。「3000円」が「30000円」になっていたら、AIは30000円として真面目に答えます。文脈から直しようがないからです。
逆に言えば、気をつけるのは数字と名前だけ。それ以外の打ちまちがいは、気にせずどんどん送って大丈夫です。
音声入力は速い代わりに、誤変換がつきものです。でもAIが誤変換ごと読み解いてくれるなら——直す手間なしで、話した勢いのまま送れます。